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中小企業経営者のための
「サルでもわかる」やさしいIT・情報システム用語解説
第 11 号(2005/6/21)
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こんにちは、インフォバリューの福島です。
今回は、「パッケージソフト」についてです。
■今日の用語■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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パッケージソフト(package software)
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□(>_<)小難しい定義 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
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狭義には、店頭で販売されているような「パッケージ」に納められて商品化
されているソフトウェアのことをいう。一方、広義には、既に開発済のソフ
トウェア全般を指し、実際にパッケージに納められてないソフトウェアも含
める。パッケージソフトを利用することにより、低コストで素早くソフトウェ
アを導入することが可能となる。
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□(^_^)やさしい解説 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
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━━ レディメイドのソフト ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
パッケージソフトとは、狭い意味では、パソコンショップなどで売られてい
る「○○奉行」とか「弥○会計」などのようにパッケージに包まれているよ
うなソフトを指します。
しかし、広い意味では、別にショップで売ってなくても(パッケージに入っ
てなくても)、既に出来上がっているソフト、全般を指します。
つまり、簡単に言ってしまうと「レディメイド」のソフトウェアのことです。
製造業的に言うと「見込生産」ですね。
それに対するものは「オーダーメイド」です。製造業的に言ってしまうと
「受注生産」になります。
━━ 例:スーツ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「スーツ(背広)」に例えて考えてみましょう。
普通の人でしたら、量販店やデパートなどで既に出来上がっているスーツを
買いますよね。
一方、極端に太っている人、何が何でも体にピッタリ合うスーツじゃないと
気が済まないこだわりの人、手が千本ある千手観音のような人(そんな人は
いませんが)、のように普通じゃない人でしたら、出来合いのスーツじゃな
く、寸法取りしたスーツを買うことでしょう。
その代わり、出来るまで時間がかかり、結構なお値段となってしまいます。
━━ メリット・デメリット ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
パッケージソフトも一緒です。
パッケージソフトを利用する場合のメリットは、
■コストが安い
■すぐに利用(導入)できる
などがありますが、デメリットとしては、
■自社の業務にマッチするとは限らない
■サポートや機能拡張など柔軟性に乏しい
などが挙げられます。
━━ どんなときにパッケージソフト? ━━━━━━━━━━━━━━━
例えば、会計や給与管理、顧客管理など会社が違っても、求める機能に大差
がないようなソフトウェア(システム)でしたら、多くの場合、パッケージ
ソフトを利用します。
「会計」という業務は、業種が違っても「会社」である限り、どの会社であっ
てもそう大差はありません。
単に仕訳帳から、各種元帳を集計し、最終的に財務諸表を作成したいような
用途でしたら、市場には大変優秀で安価な会計ソフトが多く出回ってますの
で、迷わずパッケージソフトを買いましょう。
弊社インフォバリューは、オーダーメイドの情報システムを請負開発してい
る会社ですが、上記のような定型的な業務をシステム化したい場合などは、
弊社のような請負受注型のシステム開発会社を儲けさせないで下さい。
━━ 独自機能が必要でもあきらめるにはまだ早い ━━━━━━━━━━
ところが、同じ会計システムだったとしても、会社独自に機能を実装したい
場合などは、パッケージソフトが利用できない場合もあります。
例えば、自社に既に導入している生産管理システムと連動し、日次の標準原
価との差異分析を行いたい、また、その分析帳票も自社独自のかなり細かい
ものである、などの場合です。
こういった自社独自の作り込みが必要な場合、パッケージソフトではどうし
ても機能不足になってしまうかもしれませんが、あきらめるにはまだ早いか
もしれません。
ショップで売っているような狭義のパッケージソフトでしたらあまり期待で
きませんが、広義のパッケージソフトでしたら、このような場合も、カスタ
マイズ(つまり個別の会社向けの改造)に応じてくれる場合があります。
従って、システム化を行う場合、どのような業務をシステム化するかある程
度目星がついたら、まずは、それにマッチするパッケージソフトがないかど
うかを探してみるようにしましょう。
ちょっと機能が不足するだけなようだったら、カスタマイズに応じてくれる
かどうかを問い合わせてみましょう。
ほんの一部を改造だけで自社に適用できるようであれば、1から構築するよ
りまだ全然安いはずです。
━━ オーダーメイドのシステム ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
とはいうものの、多くの場合、企業の業務プロセスは多種多様であり、一部
の定型的な業務以外はパッケージソフトでは全く不足感があるのが現実です。
また、カスタマイズ項目が多すぎるとかえってカスタマイズ費用がかさんで
しまい、1から作った方が安かったという場合も少なくはありません。
そんなときに弊社のような請負受注型の情報システム開発会社が、仕様をヒ
アリングしてまったく個別のシステムを1から構築するわけです。
ユーザーの求める機能をそのまま作るわけですので、自社の業務にはピッタ
リマッチするはずです。また、基本的に1対1のつきあいですので、手厚い
サポートも期待できます。
前号でも申し上げましたが、その際には出来るだけサポートを親身に行って
くれる会社を選定しましょう。
経営戦略に合わせて業務プロセスも日々変化していくはずです。中小企業の
特性である「機動力」を活用し、他社との差別的優位性を図っていくために
は、情報システムもそれに合わせて日々変化させ、それに合わせた機動的な
サポートが可能な会社とつきあっていくことがポイントです。
つまりは、定型的な業務には極力、パッケージソフトで低コスト化、非定型
的な業務には、独自システムの構築により柔軟性の確保、というのが基本原
則となります。
━━ ERP ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ところで、最近では、ERP(※)というものが登場してきました。数年前ま
では、かなり高価なモノでとても中小企業に導入できる代物ではありません
でしたが、最近では中小企業へのERP導入も現実的になってきました。
ERPとは、詳しくは次回解説しますが、業務プロセスに情報システムを合わ
せるのではなく、情報システムに業務プロセスを合わせる、という考え方の
ものです。従って、業務マッチする・しないというより、業務をそれに合わ
せてしまうわけなのです。
まぁ、細かいことは次回・・・。
(※)次回は、「ERP」について触れたいと思います。
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■このメルマガは?■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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このメルマガでは、中小企業経営者の方々を想定して、IT・情報システム用
語をやさしく解説いたします。また、新人情報システム担当者、新人システ
ム・エンジニア、新人コンサルタント、学生の方々もお読み頂けます。
中小企業経営者の方々にとって、情報化は大きな問題でしょう。
しかし、「IT」等と言っても、よくわからない・・・。SCM、CRM、DSS、EC、
EDI、ERP、TCP/IP、SMTP、POP3等と、アルファベットの組み合わせがいっぱ
い出てきてわけわからない・・・。本当は、企業のトップとして旗振り役で
なければならないのに、若い奴らに任せている。
そんな、中小企業経営者の方々のために「少しでもお役に立てたら」という
思いで発行してます。
本メルマガは、「小難しい定義」と「やさしい解説」の2部構成です。
「小難しい定義」は、どこにでもありそうな、いわゆる用語説明です。
一方、「やさしい解説」は、小難しい表現(IT用語)を一切使わない解説で
す。また、「やさしい解説」中でやむなく使用したIT用語については、別の
号で別途解説していきます。
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■編集後記■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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今回は、パッケージソフトについてでしたがいかがでしたか?
弊社は、情報システム開発業であり、一般的にはサービス業に分類されます。
しかし、今回のパッケージソフトの説明の中で「受注生産」「見込生産」の
ような製造業のような言葉が出てきました。
そうなのです。情報システム開発業は、サービス業でありながら、製造業的
な要素を持っているのです。「工程」という概念もあり、まずは設計をし、
次に開発をし、最後にテストをします。殆ど製造業ですね。
マーケティングの権威であるコトラー教授は、サービス業の特性として、次
のようなことを挙げてます。
■無形性(非有形性)
■生産と消費の同時性(不可分性)
■変動性(異質性)
■消滅性(非貯蔵性)
このうち、「無形性(非有形性)」と「消滅性(非貯蔵性)」を克服するた
めの方策が「パッケージソフト」なのです。有形化し在庫できるようにした
わけですね。
弊社の悩みとして、負荷が平準化しないことが挙げられます。お仕事の紹介
を頂くときはなぜか忙しいときに集中しがちでどうしても断らざるを得ない
時も多々あります。また、ユーザーサポートを重視しており、お客様には大
きな信頼を得てますが、その一方で、どうしても特定の顧客に拘束されるこ
とが多く、なかなか新たな顧客を開拓することができないでいます。
両方が同時に解決できれば何の問題はありませんが、世の中はたいがいそん
なに甘くはなく、うまくトレードオフの関係になるようになっているわけで
すね。そこで、ここの企業の経営戦略により、どこに力を入れていくかを明
確化し、少ない経営資源をそこに投入していくわけなのですが。
まぁ、こういったことは、業種が違っても経営者の共通の悩みですね。中小
企業はどうがんばっても万能にはなり得ませんので、ナンバーワンではなく
オンリーワンになるべきですよねぇ。そういえば、どこぞのグループがそん
なような歌を歌ってました・・・。
では、また。
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発行元:有限会社インフォバリュー
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発行者:代表取締役 福島雅規
melmaga@infovalue.co.jp
※ご意見、ご希望、ご相談等、お気軽にお寄せください
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