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中小企業経営者のための
「サルでもわかる」やさしいIT・情報システム用語解説
第 19 号(2005/8/23)
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こんにちは、インフォバリューの福島です。
今回は、「プロトコル」についてです。
■今日の用語■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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プロトコル(protocol)
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□(>_<)小難しい定義 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
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コンピュータ間、あるいはデバイス間等の通信において定められる規約のこ
と。特にTCP、IP、HTTP、SMTP等、ネットワークプロトコルにおいては、OSI
参照モデルとして7階層に階層化されており、それぞれの層に対応している。
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□(^_^)やさしい解説 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
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━━ 直訳すると ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
まずは例によって直訳してみましょう。
protocolとは、慣習、議定書等の意味があります。つまり、複数の関係者同
士の決めごとだったり習わしだったりするわけです。
コンピュータの世界でもこの直訳から大きくはずれることなく「通信規約」
の意味で使われてます。つまり、複数のコンピュータが通信するにあたって
の「決めごと」なわけです。
ところで、前に編集後記でも書いたことありますが、どうしてこんな風に英
語をそのまま使いたがるのでしょうかねぇ。「通信規約」とか「決めごと」
とか言えばコンピュータアレルギーの人も減ると思いますのにねぇ。
━━ プロトコルの分類 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
そんなことはさておき、前回、この「プロトコル」とはEDI(→第18号)
を行う上での通信規約の意味で使用しました。こういった、ビジネス上の取
り決めのことを特に「ビジネスプロトコル」と言います。
一方、インターネット(→第2号)への接続等のコンピュータ通信などにお
ける技術的な取り決めのことを「ネットワークプロトコル」といいます。
ただ、両者は便宜的に分けられているだけであり、明確な分類基準があるわ
けでもないですのでそれほど区別にこだわる必要もなく、両方とも単に「プ
ロトコル」と言ってしまっていいと思います。
━━ 例:出前 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
では、その「ネットワークプロトコル」について、例えを使って簡単に説明
します。「出前」を例にとって考えてみましょう。
ここでは「注文主」は我々、「店主」は中華料理店の店主ですが、日本に来
たばかりの中国人で決められた日本語しか理解できません。
注文主は中華料理が食べたくなって中華料理店に電話し出前を依頼しました。
注文主「出前いいですか? 中華丼と天津飯と担々麺下さい」
店主「受け付けることができません」
なんと断られてしまいました。
注文主は納得がいかず、お品書きをよく見てみました。そうしたところ、こ
んなことが書かれてました。
【注文の際の手順】
(1)XXX−XXX−XXXXに電話をする。
(2)店主が電話に出る。
(3)注文主は「もしもし」という。
(4)店主は「注文をどうぞ」という。これをもって通信が確立した合図と
する。通信か確立しない場合「受け付けることができません」と返す。
(5)注文主は注文の料理を列挙する。注文品以外の言葉は受け付けない。
もし、注文品が複数ある場合は「と」で区切る。
(6)注文品の列挙が終わったら注文主は「以上」と言う。
(7)店主は合計金額を次のように返す。「<金額>円となります。よろし
いですか?」
(8)注文主はそれでよい場合「はい」と言い、(9)へ進む。「いいえ」
と言った場合、(5)に戻る。また、「はい」「いいえ」以外の場合、
「受け付けることができません」と店主が返し、終了する。
(9)その後、注文品は30分以内にバイクで配達する。その際注文主は金
額を支払うことにより注文品を受け取ることができる。
なんと細かいのでしょう?
どうやら、中国人店主は中国人であることにそうとう誇りを持っているよう
で、注文にあたって必要最低限の日本語以外覚えるつもりがないようです。
逆に「細かく注文手順を規定しているからこそ異国の地でも言葉を知らなく
ても商売できるあるよ。」などと思っているみたいです。
結局、断られてしまった理由は(3)において「もしもし」と言わなかっ
たことが理由だったようです。
そこで、XXX−XXX−XXXXに電話して、再度注文しました。
注文主「もしもし」
店主「注文をどうぞ」
注文主「中華丼と天津飯と担々麺 以上」
店主「2000円となります。よろしいですか?」
注文主「はい」
やっと注文することができました。あとは(9)により注文品が届くのを待
つのみです。
━━ 異機種同士の接続を可能にするコンピュータ ━━━━━━━━━━
実際には、このメルマガが皆さんのところに配送されるにあたっても複数の
コンピュータがこんなような決めごと(プロトコル)に則って、お手元に届
いているわけです。
上の例の日本語を知らない中華料理店と同じで、通信を行うコンピュータ同
士は機種も違えばLAN(→第3号)の形態も違うにもかかわらず、例えばイ
ンターネット等を介してお互いに情報のやりとりを行うことができるのです。
それは、プロトコルという取り決めがあるからなのです。
皆さんはただ何気なくインターネットに接続するとかメールを送受信するな
どという行為を特別な意識をすることもなく行っていると思いますが、その
裏では何十種類ものプロトコルが呼び出され、互いに連携しながら動作して
いるのですね。
小難しい定義の方にも書いてますが、そのネットワークプロトコルはOSI参
照モデル(※)という階層化された概念にそれぞれ対応しており、細分化さ
れ、お互いの連携を可能としてます。
(※)次回は、「OSI参照モデル」について触れたいと思います。
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■このメルマガは?■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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このメルマガでは、中小企業経営者の方々を想定して、IT・情報システム用
語をやさしく解説いたします。また、新人情報システム担当者、新人システ
ム・エンジニア、新人コンサルタント、学生の方々もお読み頂けます。
中小企業経営者の方々にとって、情報化は大きな問題でしょう。
しかし、「IT」等と言っても、よくわからない・・・。SCM、CRM、DSS、EC、
EDI、ERP、TCP/IP、SMTP、POP3等と、アルファベットの組み合わせがいっぱ
い出てきてわけわからない・・・。本当は、企業のトップとして旗振り役で
なければならないのに、若い奴らに任せている。
そんな、中小企業経営者の方々のために「少しでもお役に立てたら」という
思いで発行してます。
本メルマガは、「小難しい定義」と「やさしい解説」の2部構成です。
「小難しい定義」は、どこにでもありそうな、いわゆる用語説明です。
一方、「やさしい解説」は、小難しい表現(IT用語)を一切使わない解説で
す。また、「やさしい解説」中でやむなく使用したIT用語については、別の
号で別途解説していきます。
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■編集後記■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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先日、会社員時代の元上司(常務)のライブに行って来ました。カントリー
ミュージック中心で私にとっては知らない曲ばかりでしたが、楽しむことが
できました。
それにしても、50代のおっさん(失礼)なのに、元気で輝いてました。
大学時代の音楽仲間を母体として小さなバーで演奏しながら楽しんでいるそ
うですが、大学時代の仲間と言うことは30年以上続けているのでしょうね
(常務は最近、音楽活動を再開し加入したそうですが)。
このように趣味も楽しんでいるからこそ仕事もしっかりこなしているのだと
思います。実は私も4,5年前までバンド(HRのKey)をやってましたが、
最近忙しくなり活動を休止してました。もう鍵盤自体4,5年触ってさえい
ませんが、久々にまた弾きたいなぁ、と思ってきました。
では、また。
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発行元:有限会社インフォバリュー
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発行者:代表取締役 福島雅規
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