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中小企業経営者のための
「サルでもわかる」やさしいIT・情報システム用語解説
第 34 号(2005/12/6)
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こんにちは、インフォバリューの福島です。
今回は、「CGI」についてです。
■今日の用語■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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CGI(Common Gateway Interface)
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□(>_<)小難しい定義 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
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クライアントのブラウザからの要求に応じて、Webサーバー側でプログラム
を起動し、処理結果をクライアントへ返す仕組み。これにより、HTMLだけで
は不可能であったインタラクティブなWebページの作成が可能となる。CGIに
はPerlなどの言語が使用される。
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□(^_^)やさしい解説 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
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━━ 前回の例え ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
下記は前回Webサーバーの回で使用した本屋さんの例えです。
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昔あるところに、とても親切な本屋さんと、とても目が悪いお客さんがいま
した。
とても目が悪いお客さんは、目が悪いので本屋で本を探すことができません。
しかし、行きつけの本屋さんは、非常に親切で、本の名前を伝えれば、その
本をすぐさま取り出して「はい、これね!」と渡してくれるのです。
しかし目が悪いお客さんは、目が悪いので買った本も読めないのです。
でも、大丈夫。目が悪いお客さんは、何でも見える魔法のメガネを持ってま
す。これをかければ本を読むことができるのです。
めでたし、めでたし。
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━━ 続編の例え ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今回のCGIもこの例えを使って説明します。
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このようにして親切な本屋さんをすっかり気に入ってしまった目が悪いお客
さんは、その後も足繁く通いすっかり常連さんとなってしまいました。
これまでは、目が悪いお客さんが買いたい本を指定し、それを親切な本屋さ
んが探し、売ってくれてました。
しかし、行きつけになるとこんなことも言いたくなるものです。
「お薦めの本ないですか?」
「旧商法と新会社法の条文の変更点を比較したような本はないですか?」
そんなことを言われるようになると、今まで言われた本を取り出していただ
けの本屋さんはとまどってしまいます。
とはいうものの、常連さんですからより親切に応対したいものです。
そこで親切な本屋さんは、もっと親切な本屋さんを目指して、目の悪いお客
さんからの相談にも柔軟に応じ、「この本とこの本なんかどうですか?」と、
提案するようにもなりました。
このようにして、お互いの信頼関係は厚くなり、親切な本屋さんはもっと親
切な本屋さんに、目の悪いお客さんは本屋さんのファンとなっていったので
す。
めでたし、めでたし。
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━━ 双方向性 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
多くのWebサーバー(→第33号)ではCGIが使えますが、中にはCGIが使え
ないWebサーバーもあります。
上記の例では、CGIが使えない単純なWebサーバーが最初の例え、CGIが使え
るようにしたWebサーバーが2つ目の続編の例えです。
単純にWebサーバーという場合、クライアント(→第32号)が要求した
HTML(→第25号)文書や画像などを返すだけであり、もしそれらがなかっ
た場合、「ない」と素っ気ない返事を返します。
しかし、それではWebサーバーから一方的に情報を垂れ流すだけの雑誌みた
いなものです。
一方、インターネット(→第2号)は「双方向性」というキーワードで雑誌
などの紙媒体と区別されることがあります。
つまり、一方的な情報の垂れ流しではなく、お互いに情報のやりとりができ
る点に特徴がある、というわけです。
雑誌も、「読者のコーナー」などで双方向性を持たせようとしてますが、や
はりタイムラグがありますし、完全ではありませんね。
テレビなども、地上デジタル放送により、双方向性を持たせることが今後の
課題となってます。
続編の例えでは、目の悪いお客さんは、すっかりこの本屋さんのファンになっ
てしまってます。
こういうことをマーケティングの分野では「顧客の固定化」だとか「顧客の
囲い込み」などと表現します。
昔のマーケティングにおいては、モノが圧倒的に不足してましたので、企業
は「こんな製品を出しましたよ。さぁ、買ってください」という広告を一方
的に打つだけの高圧的なマーケティングがまかり通る幸せな世界でした。
ところが、モノが余っている現在では、顧客という少ないパイを奪い合わな
ければなりません。
そこで重要になるのがやはり「双方向性」です。双方向性を活用して顧客と
の関係性を構築しようということですね。
━━ CGIの仕組み ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
では次に、CGIの仕組みについて簡単に説明しておきます。
身近なCGIの例としては検索エンジン(※)があります。
ここでは、Yahoo!などの検索エンジンが有名ですが、ここでは、本屋さんの
在庫データベース(→第5号)の検索を例にして説明します。
1.クライアントコンピュータが閲覧したいHTML文書をWebサーバーに対し
て要求する
→本屋さんのホームページ(→第23号)を要求する
2.Webサーバーは要求されたHTML文書をクライアントコンピュータに返す。
→本屋さんのホームページを返す
3.クライアントコンピュータのブラウザはHTML文書を解読してユーザーが
見やすい形に整形して表示する。
→本屋さんのホームページをブラウザ(→第24号)に表示する
ここまでは、前回のWebサーバーと全く一緒です。
4.ブラウザはユーザーが入力した情報をWebサーバーに送信する
→例えば「旧商法と新会社法の条文の変更点を比較したような本はない
ですか?」というような情報を送信する
5.Webサーバー側では、送信された情報をCGIで処理し、その処理結果を
HTMLの形式に整形してクライアントコンピュータに返す。
→例えば、該当する新会社法に関する本の一覧を返す
6.クライアントコンピュータのブラウザはCGIの処理結果を解読してユー
ザーが見やすい形に整形して表示する。
→該当する新会社法に関する本の一覧をブラウザに表示する
上記からもわかるとおり、一方的に情報を垂れ流すだけではなく、お互いに
情報のやりとりをしてますね。
CGIとは、いわゆるプログラム(→第9号)により実現されてます。その言
語(→第8号)には主にPerlというものが使用されてます。
CGIがWebサーバーにより呼び出されると(上記の5)、プログラムが実行さ
れHTML文書を動的に生成するという仕組みです。
ブラウザはとにもかくにもHTMLしか解釈できませんが、ブラウザに情報が帰っ
てきたときには、Webサーバー側の処理が何であれ、HTML形式になっている
のでブラウザ側では特に意識する必要もありません。
━━ 今後の技術進歩に期待 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ところで、「旧商法と新会社法の条文の変更点を比較したような本はないで
すか?」というのはあくまでも例であり、そのようなクライアントからの情
報に対して、CGIが適切な情報を返すのは現段階では難しいかもしれません。
というのは、まず、日本語を解読するのは難しいからです。
通常、Yahoo!などで検索する際は「商法」「会社法」などのキーワードで検
索しますね。
ただし、これは現段階では、というだけであり、今後技術が進歩すれば、日
本語の文法を適切に解釈し検索できるようになることでしょう。
(※)次回は、「検索エンジン」について触れたいと思います。
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■このメルマガは?■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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このメルマガでは、中小企業経営者の方々を想定して、IT・情報システム用
語をやさしく解説いたします。また、新人情報システム担当者、新人システ
ム・エンジニア、新人コンサルタント、学生の方々もお読み頂けます。
中小企業経営者の方々にとって、情報化は大きな問題でしょう。
しかし、「IT」等と言っても、よくわからない・・・。SCM、CRM、DSS、EC、
EDI、ERP、TCP/IP、SMTP、POP3等と、アルファベットの組み合わせがいっぱ
い出てきてわけわからない・・・。本当は、企業のトップとして旗振り役で
なければならないのに、若い奴らに任せている。
そんな、中小企業経営者の方々のために「少しでもお役に立てたら」という
思いで発行してます。
本メルマガは、「小難しい定義」と「やさしい解説」の2部構成です。
「小難しい定義」は、どこにでもありそうな、いわゆる用語説明です。
一方、「やさしい解説」は、小難しい表現(IT用語)を一切使わない解説で
す。また、「やさしい解説」中でやむなく使用したIT用語については、別の
号で別途解説していきます。
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■編集後記■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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今回はたぶん今まででいちばん長い本文だったんじゃないでしょうか?
けっこう、これ、書くのに時間がかかるのです。
わかっているつもりのことでも、思いこみなどがあったらまずいので、けっ
こう調べたあとに書きますからね・・。
それだけに、時々やめたくなるときもあります。
とはいうものの、途中中途半端に投げ出さないことが私の主義であり、いい
ところでもあると思いますので、がんばります。
しかし、なんといっても、いちばん励みになるのは、感想などをいただくこ
とです。今のところ、元々の知り合いの方々からが殆どですが、やはり励み
になりますね。
ということで、感想、相談、質問、採り上げて欲しい用語、など、何かあり
ましたらお気軽にメール下さい。
では、また。
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発行元:有限会社インフォバリュー
http://www.infovalue.co.jp/
発行者:代表取締役 福島雅規
melmaga@infovalue.co.jp
※ご意見、ご希望、ご相談等、お気軽にお寄せください
配信中止はこちら http://www.infovalue.co.jp/melmaga.htm
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